FAQ

ろ過 FAQ:選定、閉塞、微生物試験、不良原因の調査

ろ過孔径はどう選ぶ?カートリッジはなぜ詰まる?完全性試験合格後に微生物が検出されたら?

ろ過に関する一般的な質問

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0.22 µm のフィルターカートリッジなら必ず除菌できますか?

必ずしもそうではありません。公称孔径は、アセンブリ全体の細菌捕捉性能を示す証拠の代わりにはなりません。

膜層、支持層、ハウジング、溶着部、接続部、および該当型式のチャレンジ試験に関する声明を確認します。顧客の最悪条件となる処方、温度、時間、差圧、微生物負荷で検証します。ろ過前後のバイオバーデン、細菌チャレンジ試験、使用前後の完全性試験、下流側の無菌性維持を確認します。最終製品の無菌試験が陰性であっても、それだけではろ過工程の有効性を証明できません。

0.10 µm のフィルターカートリッジなら必ずマイコプラズマを捕捉できますか?

必ずしもそうではありません。マイコプラズマは小さく変形しやすいため、孔径の数値より膜構造とチャレンジ試験条件が重要です。

明確なマイコプラズマチャレンジ試験データを持つ専用型式のみを選び、試験菌、負荷、LRV、透過が認められない条件、完全性との相関を確認します。培養法と核酸検出法を組み合わせ、最悪条件の製品処方、最長ろ過時間、最大差圧、滅菌状態を検証します。

0.45 µm のフィルターカートリッジで酵母とカビを除去できますか?

多くの場合、負荷を大幅に低減できますが、無菌性が自動的に保証されるわけではありません。酵母、胞子、菌糸断片、細菌が共存する可能性があります。

低負荷の清澄液では、0.45 µm を最終安定化工程の候補にできます。高負荷の場合は 1–5 µm などのプレろ過を候補として評価し、汚染物の特性と実液試験に基づいて具体的なグレードを決定します。無菌ろ液が必要な場合は、検証済みの最終ろ過方式が必要です。酵母・カビ数、細菌数、顕微鏡観察、フィルター前後の差圧、製品安定性を確認します。

同じ孔径のカートリッジでも寿命が大きく異なるのはなぜですか?

孔径は仕様項目の一つにすぎません。有効面積、空隙率、膜厚、非対称構造、支持層、プレろ過層、汚染物の性質はいずれも処理容量に影響します。

同一バッチの実液で単位面積当たりの試験を行い、フラックス、差圧、累積体積、終点を記録します。清水流量だけを比較しないでください。ろ過曲線、分解したカートリッジの汚染分布、粒径、コロイド、タンパク質または油分を調べ、有効面積に基づいてスケールアップします。

液の濁度が低いのに最終ろ過膜がすぐに閉塞するのはなぜですか?

低濁度は低いろ過抵抗を意味しません。コロイド、グルカン、タンパク質凝集体、ゲル、細菌断片、サブミクロン粒子は、NTU を目立って上昇させない場合があります。

処方の添加順序、温度、pH、滞留時間、前処理を確認します。最終膜の孔径をすぐに大きくするのではなく、適切なデプス型または勾配構造のプレフィルターを追加します。粒径分布、ろ過指数、粘度、コロイド/タンパク質、差圧曲線、分解した膜の観察を行います。

起動直後からフィルター差圧が高い場合、何を最初に確認すべきですか?

よくある原因は、バルブ位置の誤り、カートリッジの逆向き設置、低液温、高粘度、膜の未湿潤、残留空気、面積不足です。

流量を下げ、流れ方向、エア抜き、湿潤手順、計器のゼロ点を確認します。清浄で適合性のある液で基準値を測定します。清浄液でも圧力が高い場合は、設置状態とフィルター構造を優先して調べます。空ハウジングの差圧、清浄液の差圧、実際の温度と粘度、流量計と圧力計の校正を確認します。

ろ過差圧が徐々にではなく突然上昇した場合、何が考えられますか?

晶析、急激な温度変化、バルブの誤作動、エアロック、ケークの圧密化、泡の流入、膜構造の損傷が考えられます。

直ちに流量を下げるか停止し、上流と下流の試料を保存して、バッチ処方と温度変化を確認します。加圧を続けて無理に流さないでください。圧力推移、温度、バルブ位置、液位、粒子/結晶の顕微鏡観察、カートリッジ完全性、分解検査を確認します。

流量は正常なのにろ過後に細菌が検出される場合、どう調査しますか?

まずバイパス、Oリング、ハウジング、設置、サンプリング、下流側での再汚染を疑います。フィルターのグレード不適合や、最悪条件となる菌の透過も考えられます。

バッチを隔離し、サンプリングブランクを再確認します。フィルター出口と下流タンクで別々に採取し、シール、流れ方向、滅菌記録、完全性を確認します。複数箇所での再採取、菌種同定、使用後完全性試験、下流表面の拭き取り、環境モニタリングを行います。

疎水性 PTFE で水をろ過すると流れないのはなぜですか?

乾燥した疎水性 PTFE は水で濡れにくく、通常の水圧では気体だけが通り、水は通らない場合があります。

水系用途では、親水性 PTFE、PES、親水性 PVDF を優先します。工程で予備湿潤が許容される場合は、湿潤液、量、置換、残留管理を必ず規定します。型式ごとに規定された方法に従います。バブルポイント試験または拡散流量試験では、指定液で十分に湿潤させる必要があります。水侵入試験は対応する検証済みの方法がある疎水性フィルターにのみ適用でき、湿潤後のバブルポイント試験と任意に置き換えることはできません。湿潤前後の流量、湿潤液の残留、製品適合性も確認します。

膜材に耐溶剤性があるのにフィルター全体が割れたり漏れたりするのはなぜですか?

膜材の適合性はアセンブリ全体の適合性と同じではありません。PP ハウジング、支持体、溶着部、Oリング、接続部が先に膨潤、応力亀裂、抽出物(Extractables)の発生を起こす可能性があります。

実際の濃度、温度、圧力、接触時間でアセンブリ全体の浸漬試験と動的試験を行い、滅菌前後の状態も確認します。重量/寸法変化、外観、漏れ、圧力保持、抽出物、製品成分含量、初期ろ液の回収を確認します。

SIP または高圧蒸気滅菌後に完全性試験が不適合となる主な原因は何ですか?

蒸気方向の誤り、凝縮水の滞留、過温・過圧、熱衝撃、カートリッジの固定不足、反復サイクルの許容範囲超過、湿潤・試験条件の誤りが考えられます。

蒸気品質、ドレン排出、昇温・冷却速度、累積サイクル数、冷却時差圧を確認します。型式ごとの要件に従って再湿潤し、試験します。滅菌記録、温度分布、完全性の推移、外観、シール寸法を確認します。限度値を独断で緩和しないでください。

公称ろ過精度、絶対ろ過精度、Beta 値、LRV はどう違いますか?

公称ろ過精度は条件に依存した除去性能の表現であり、絶対ろ過精度にも試験上の定義が必要です。Beta 値は、規定の試験条件下で、指定サイズ以上の粒子について上流と下流の累積粒子数の比を示します。LRV は指定対象の対数減少値を示します。

見積時には、試験対象、試験方法、流体、流量、差圧、受入基準を併記する必要があります。粒子ろ過は効率または Beta、微生物は具体的なチャレンジ試験と LRV で評価します。両者のデータは相互に置き換えられません。

試験と結果の解釈

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フィルターの問題と下流汚染を区別するには、どこで採取すべきですか?

少なくとも原液、最終フィルターの直近出口、下流タンクまたは充填点の三箇所を設けます。多段ろ過では各段の後にも採取点を追加します。

方法ブランクと採取口のフラッシング前後の試料も同時に採り、時刻、滞留、温度、バッチ、累積体積を記録します。下流のみ陽性の場合は、下流およびサンプリング時の汚染を優先して調査します。ただし、フィルター出口の単回の陰性結果ではフィルターの問題を除外できません。重要な採取点のいずれかが陽性なら、再採取、完全性、工程記録を合わせて調査し、必要に応じてバイパスと菌の透過を確認します。

微生物試験では、膜ろ過法と直接塗抹法をどう使い分けますか?

ここでは微生物の計数法を扱います。低菌数、清浄液、大きな試料量には通常、膜ろ過による計数が適しています。高菌数、高粘度、閉塞しやすい試料には、適合性を確認した希釈後の直接計数法を使用できます。無菌試験の直接接種法と、直接塗抹による計数は異なる方法です。

防腐剤、抗菌成分、溶剤を含む試料では、中和、希釈、洗浄手順を検証します。結果は試験体積、検出限界、培地、温度、時間とともに報告する必要があります。

ATP 迅速検査で培養法を代替できますか?

一般的な ATP 清浄度迅速検査は、培養法、CFU 計数、無菌試験を直接代替できず、菌種も特定できません。用途適合性、性能バリデーション、必要な規制手続きを経た ATP 生物発光による迅速微生物試験法は別であり、検証された用途の範囲内で代替法として使用できます。

一般的な ATP 迅速検査は清浄度の異常箇所の特定や洗浄前後の傾向比較に使用します。重要な微生物関連の逸脱は、適切な培養、同定、または検証済みの代替法で調査する必要があります。一般的な ATP シグナルの高値は有機残留物や生物汚染の可能性を示しますが、試料や洗浄剤による干渉も考えられます。低値は生菌がいない証明にはなりません。

PCR 陽性で培養陰性の場合、何を意味しますか?

死細胞、残留核酸、培養不能状態の菌、不適切な培養条件が関係している可能性があります。増幅産物による汚染も考えられます。

再採取し、抽出ブランク、陰性・陽性対照を設けます。生存性に関連する方法、培養、または別の標的で確認します。単回の PCR 陽性をそのまま生菌透過とみなしてはいけません。また、培養陰性を理由に同一標的の継続的な陽性シグナルを無視することもできません。菌株の近縁性には適切な型別解析の証拠が必要で、通常の標的 PCR の陽性結果から推定することはできません。

0.20 µm ろ過後もエンドトキシンが高い場合、カートリッジの破損を意味しますか?

必ずしもそうではありません。溶解状態や小さな凝集状態のエンドトキシンは通常の精密ろ過を通過し得ます。ろ過で除去できるのは、エンドトキシンを持つ細胞や粒子の一部です。

水システム、原料、滞留時間、バイオフィルム、細胞溶解を調査します。必要に応じて、専用のエンドトキシン管理・除去技術を採用します。細菌エンドトキシン試験に加え、ろ過前後の生菌数、TOC、システムの衛生状態の推移を確認します。

無菌試験が陰性なら、ろ過工程の信頼性を証明できますか?

できません。無菌試験が対象とするのは限られた試料であり、フィルターのチャレンジ試験、工程バリデーション、完全性試験に代わるものではありません。

供給液のバイオバーデン、具体的なフィルターのチャレンジ試験、最悪工程条件、使用前後の完全性、無菌性維持を一連の証拠として整備します。無菌試験は出荷判定情報の一つであり、ろ過工程能力の唯一の証拠ではありません。

粒子数が規格内なのに液が濁っているのはなぜですか?

粒子計数器は測定下限粒径、色、屈折率、気泡の影響を受ける可能性があります。濁りはコロイド、乳化、溶解物の析出によっても生じます。

脱気後に再測定し、粒径分布、顕微鏡観察、遠心試験、処方安定性の確認を追加します。粒子数、濁度、外観はそれぞれ異なる側面を評価します。いずれか一つで他の二つを完全に代替することはできません。

完全性試験に合格してもろ過後に菌がある場合、何を追加確認しますか?

検証され、微生物捕捉性能との相関が確立された完全性試験は、フィルター性能を確認する重要な間接的証拠です。ただし、合格はバッチ全体や下流システムの無菌性を証明するものではありません。採取時汚染、下流バイオフィルム、型式の誤り、検証範囲外の運転条件、試験誤差を引き続き調査する必要があります。

フィルターの識別情報、設置方向、ロット、バイパス、工程差圧、最長時間、滅菌後の曝露、下流の衛生状態を確認します。菌株の近縁性比較、各点での再採取、環境・表面試料、工程パラメータのレビューを行います。

業界別の運転条件に関する質問

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牛乳、クリーム、高濃度乳タンパク質を 0.20 µm デッドエンドろ過で直接処理するのが適さないのはなぜですか?

脂肪球、カゼインミセル、タンパク質凝集体、無機成分が急速にケークを形成し、差圧が上昇して製品回収が低下します。

乳製品の菌数低減には、脱脂乳のクロスフロー精密ろ過を、クリーム分岐ラインの処理や後続の加熱処理と組み合わせて評価できます。タンパク質の分画や濃縮では、分離目標に応じて MF/UF 工程を選択します。プリーツ型カートリッジは、適用を確認した補助流体やプレろ過により適しており、高固形分の乳製品の除菌にそのまま適用すべきではありません。脂肪、タンパク質、総固形分、粒径、生菌数、フラックス、CIP 後の標準水フラックス回復を確認します。

乳製品の精密ろ過はパスチャライゼーションや UHT 処理の代わりになりますか?

精密ろ過による低減効果は菌種、芽胞表面、膜構造、運転条件に左右されます。後工程にも再汚染リスクが残ります。

精密ろ過の工程や除去率だけを根拠に、パスチャライゼーションや UHT と同等と主張することはできません。製品、現地の要件、工程全体のバリデーションに基づいて判断します。一般的な保存期間延長工程では、脱脂乳の精密ろ過、クリーム分岐ラインの加熱処理、再混合後のパスチャライゼーション、衛生的な充填、コールドチェーンを組み合わせます。標的菌と芽胞の計数、LRV、加熱処理記録、包装区域の環境、最終製品の保存期間を確認します。

ワインの濁度が 1 NTU 未満でも最終カートリッジがすぐ閉塞する場合、どうすればよいですか?

CMC、アラビアガム、マンノプロテイン、βグルカン、微細コロイドは NTU を大きく上昇させなくても、透過性の低いゲル層を形成することがあります。

安定剤の添加順序と待機時間を確認し、ろ過指数または小面積のフラックス試験を行います。必要に応じてデプス型プレろ過を追加し、最終孔径を大きくするだけで対応しないでください。NTU、粘度、ろ過指数、コロイド安定性、差圧曲線、最終ろ過前後の生菌数を確認します。

ろ過後のワインで瓶内再発酵や異臭が起きた場合、原因をどう特定しますか?

残糖、未完了のマロラクティック発酵、Brettanomyces、下流の充填汚染が原因となる可能性があります。

安定化目標、最終ろ過の検証、充填機の衛生、ワインタンクのベントを再確認します。フィルター出口、充填前、最終製品から別々に採取します。酵母、乳酸菌/酢酸菌の選択培養を行い、必要に応じて PCR を追加します。同時に残糖、リンゴ酸/乳酸、遊離 SO₂ を測定します。

ビールのろ過後に溶存酸素が増えるのはなぜですか?

ハウジング内の CO₂ 置換不足、ポンプからの空気吸込み、継手の空気漏れ、不適切なカートリッジのエア抜き、低液位での渦により酸素が混入します。

ろ過前に脱酸素水または CO₂ で置換し、背圧と密閉流路を維持します。ポンプ入口、シール、エア抜き方法を確認します。ろ過前後の溶存酸素、圧力・流量推移を確認します。圧力保持/漏れ試験を行い、初期ろ液と定常状態の試料を比較します。

ビールが澄んで見えても酵母や細菌のリスクが残るのはなぜですか?

外観と濁度では低レベルの生菌を把握できず、下流配管や充填区域で再汚染する可能性もあります。

保存期間と包装条件に合わせて微生物学的安定性の目標を設定します。適切なプレろ過と最終ろ過を採用し、CO₂、タンクのベント、充填衛生を管理します。酵母、乳酸菌、総菌数を培養法で調べます。重要な異常では菌種同定を行い、フィルター出口と最終製品を追跡します。

インクのろ過後に色が薄くなったり固形分が減ったりするのは、孔径が小さすぎるためですか?

有効顔料や機能性粒子のサイズが硬い凝集塊と重なる場合があります。膜吸着によって初期ろ液で損失が生じることもあります。

ノズルの許容最大粒径と有効粒子の D99 を境界条件として、ろ材と面積を比較し、廃棄液量を記録します。顔料懸濁系には、事前評価なしに 0.20 µm を選ばないでください。適否は粒径、着色力、回収の試験で判断します。ろ過前後の固形分、着色力、粒径 D50/D90/D99、粘度、初期ろ液と定常状態の回収を確認します。

インクをろ過してもプリントヘッドが詰まる場合、どうすればよいですか?

ろ過後の再凝集、繊維脱落、気泡、溶剤蒸発、タンク内沈降、配管のデッドレグにより、最終ろ過後に閉塞物が生じる可能性があります。

ノズル直前に低ホールドアップの最終保護用カプセルフィルターを設け、独立してエア抜きします。循環時のせん断、温度、保存時間、清浄度を管理します。ノズル前の粒子数、顕微鏡観察、ろ過残渣、気泡、連続噴射、停止後の再起動試験を確認します。

有機溶剤や酸・アルカリ液のろ過では、化学適合性表だけを見れば十分ですか?

適合性表は通常、静的な材料の一次選定用であり、濃度、温度、圧力、応力、混合溶剤、長期接触、滅菌の影響を網羅していません。

膜材を一次選定した後、アセンブリ全体で最悪条件の浸漬と動的ろ過を評価します。強い溶剤では PTFE を優先評価することが多く、水系では PES/PVDF を候補にできます。ナイロンは強酸・強アルカリと酸化剤に注意が必要です。外観、寸法/重量、漏れ、差圧、抽出物、有効成分回収、ろ過後純度を確認します。

高粘度の界面活性剤や洗剤のろ過で差圧が高いのに、分解したカートリッジがきれいなのはなぜですか?

ポンプの空気吸込みと強い発泡がエアロックや見かけ上の高差圧を引き起こします。低温での粘度増加や塩析も抵抗を増大させます。

せん断を抑え、ポンプ入口とエア抜きを最適化し、許容温度範囲を確認します。汚染物の粒径、粘度、目標品質に応じて、小規模試験で粗ろ過とデプス型プレろ過を評価します。具体的なグレードと面積は実液試験で決定し、加圧を続けて精密膜へ無理に押し込まないでください。温度・粘度曲線、泡、実際の液相流量、圧力計位置、曇点、清浄液の基準値を確認します。

海水の藻類ブルームや豪雨後にガードカートリッジの寿命が急低下した場合、どう対応しますか?

藻類、細胞外高分子、フロック、微細な泥がカートリッジに流入します。単に小さい孔径に変えると、より早く閉塞します。

まず凝集、DAF、沈殿、砂ろ過、UF などの主要な前処理を復旧・強化します。RO メーカーの要件に従って最終ガード段のろ過精度を決定し、公称か絶対か、および試験上の定義を明確にします。必要に応じて粗い保護段を追加し、そのグレードは供給水と差圧の試験で確認します。クロロフィル、藻類数、TSS、DOC/UV254、濁度、SDI/MFI、カートリッジの圧力上昇速度、RO の正規化差圧を確認します。

RO 前の濁度が低いのに SDI が高いのはなぜですか?

微細コロイド、溶存有機物が形成する汚染層、鉄・アルミニウム・シリカのコロイド、測定条件の違いが、NTU をほとんど変化させずに SDI に影響することがあります。

1 µm カートリッジを追加するだけでは不十分です。凝集剤残留、コロイダルシリカ、鉄・アルミニウム、有機物を調査し、必要に応じて主処理または UF を最適化します。SDI を再測定し温度と圧力を記録するとともに、MFI、粒子、鉄・アルミニウム、コロイダルシリカ、DOC、カートリッジ差圧を測定します。

ガスフィルターの SIP 後にガス流量が大きく低下した場合、どうすればよいですか?

凝縮水や泡で疎水性膜が濡れると、ガス流路が液で占有されます。ドレン排出不良はタンクの背圧や真空のリスクも生じさせます。

具体的なフィルターとハウジングの取扱説明書に従って設置方向を決め、低位置でのドレン排出を確保します。蒸気方向、冷却、ブロー乾燥手順を確認します。凝縮器、ミスト除去器、制御されたトレース加熱を追加するかどうかは、実際の運転条件に基づいて評価します。露点、湿潤時差圧、実ガス流量、水侵入試験または規定の完全性試験、SIP サイクル記録を確認します。

高濃度タンパク質の初期ろ液の回収率が低い場合、PES と PVDF のどちらに替えるべきですか?

PES と PVDF の優劣は一律には決まりません。タンパク質濃度、pH、界面活性剤、膜表面処理、ホールドアップ量が回収に影響します。

同面積・同滅菌状態の小型フィルターで PES と親水性 PVDF を比較します。初期ろ液、定常状態、洗い出しの回収を記録し、必要に応じて低ホールドアップのカプセルとプレろ過を採用します。タンパク質濃度、力価、凝集体、差圧、累積体積、物質収支を確認します。

ウイルスベクターや mRNA LNP を 0.20 µm でろ過した後に力価や粒径が変わる場合、どう対応しますか?

ウイルス、LNP、凝集体のサイズが細孔構造に近い場合があります。宿主由来タンパク質とせん断も汚染や回収に影響します。

膜材名から回収率を推定しないでください。膜材とプレろ過の必要性をそれぞれ評価し、グレード、目的粒子の損失、フラックス、差圧、温度、液の保持時間を検証する必要があります。一部のウイルスベクターには除菌グレードのろ過を直接適用できず、最終孔径の拡大を無菌性保証の代わりにすることはできません。感染価または発現力価、粒径/PDI、封入率、HCP、凝集体、ろ過前後の物質収支、完全性を確認します。

ろ過不良の調査と試験の順序

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ろ過不良はどの順序で調査すべきですか?

1. 製品を隔離する:ろ過継続や出荷判定を停止し、ろ過前、ろ過後、下流の試料を保存します。

2. 計器を確認する:圧力、流量、温度、バルブ位置、データのタイムスタンプを確認し、誤信号を除外します。

3. フィルターの識別情報を確認する:ロット番号、膜材、孔径、面積、接続部、流れ方向、滅菌状態を確認します。

4. 設置とバイパスを確認する:Oリング、エンドキャップ、ハウジング、ベント、バイパス弁、ホース接続を点検します。

5. 供給液負荷を再確認する:正常バッチと異常バッチの粒子、濁度、粘度、生菌数、コロイド、タンパク質、油分、塩析を比較します。

6. 完全性試験を実施する:規定の湿潤液、温度、圧力、限度値を使用し、使用前後の結果を記録します。

7. 複数箇所で再採取・同定する:方法ブランクを使用し、フィルター出口と下流から別々に採取します。異常菌は同定または菌株の近縁性比較を行います。

8. 分解検査と是正を行う:汚染層の位置を観察し、必要に応じて顕微鏡、FTIR、SEM/EDS、化学分析を実施します。前処理、面積、衛生、操作手順を是正します。

ろ過異常の種類ごとに、どの点検と試験を優先しますか?

現象優先点検優先試験一般的な是正方針
起動時の高差圧バルブ位置、流れ方向、湿潤、エアロック、温度清浄液の基準値、空ハウジング差圧、粘度エア抜き、適切な湿潤、許容範囲内での昇温、面積増加
開始数分で急速に閉塞粗大粒子、コロイド、ゲル、タンパク質、脂肪粒径、ろ過指数、顕微鏡、膜の分解検査デプス型プレろ過、処方の添加順序、温度/pH 管理
差圧は正常だが下流が濁るバイパス、公称ろ過精度、乳化、析出粒子、濁度、シール、残渣バイパス修復、検証可能なグレードへの変更、処方安定化
微生物が断続的に陽性サンプリング、下流、バイオフィルム、シール複数箇所での再採取、ブランク、同定、完全性下流の消毒、デッドレグの改善、採取と設置の是正
製品回収が低い吸着、ホールドアップ、目的粒子の捕捉初期/定常回収、物質収支、力価フラックス、処理能力、差圧、検証範囲の制約を満たすことを前提に、膜材を比較し、面積、ホールドアップ量、予備湿潤を最適化する
ガス流量低下凝縮、水ミスト、油ミスト、泡、SIP露点、湿潤時差圧、ガス流量、完全性油・水除去、ドレン排出、トレース加熱、上流のミスト除去
RO の汚染が依然として速い微細コロイド、有機物、微生物、主処理からの流出SDI/MFI、DOC、ATP/生菌数、正規化した推移凝集/DAF/UF を修復し、ガードカートリッジに主処理を担わせない

実際の運転条件に合うフィルターの選定が必要ですか?

流体、目標捕捉性能、流量、温度、差圧、洗浄・滅菌条件をお知らせください。選定と追加検証が必要な事項を確認できます。

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これらの提案は、工程条件を評価する際の参考情報です。具体的な方法は、流体の特性、運転条件、バリデーション結果を踏まえ、プロジェクトの技術・品質責任者が判断してください。